製図をよりスムーズに行うにはどのような点に注意してCADを導入すべき?


事業内容に合う機能が搭載されたCADソフトを選ぼう

製図を手書きで行う場合は、製品の種類によって作業が長時間に及んだり、個々の従業員にスキルを習得させるために多額のコストが掛かったりすることがあります。そこで、作業効率のアップやコストカットなどを目的としてCADソフトを導入するにあたって、早い段階から事業内容に合うソフトの機能や使い勝手の良さなどに目を向けることがおすすめです。法人向けのCADソフトの開発を行っているIT企業の中には、オーダーメードでソフトの開発依頼を受け付けているところもあるため、資金に余裕があれば積極的に相談をしてみると良いでしょう。また、初めてCADソフトを導入するうえで、基本の機能を一通り使えるようになるまでの平均的な期間についても調べておきましょう。

ソフトの操作に慣れていない従業員に対する研修が必要

CADソフトは、メーカーや工務店、デザイン事務所など様々な業種の法人間で普及しています。こうしたソフトを日々の業務の中で使いこなすためには、ある程度のスキルや経験が必要となることから、将来にわたり現場の従業員の研修を欠かさずに行うことが肝心です。特に、ソフトの操作に慣れていない若手の従業員に対する研修を実施するにあたり、一人ひとりの情報処理やデザインのスキルに応じて教育プログラムを作成したり、ベテランのCADエンジニアがマンツーマンで対応したりすることがおすすめです。なお、外部の講師にCADの研修をお願いする際は、できるだけ業務に直結する内容の研修をしてもらえるように打ち合わせをすることがポイントです。

電気CADとは、パソコンを使って電気設計や製図作成するソフトです。工場の生産技術・メンテナンス部門などで活躍しています。